2018年03月31日

ノートは、原則つくらない。

 みなさんは、受験勉強で、ノートはつくっていますか?

 いきなりですが、受験勉強を始めたばかりの初学者は、ノートをつくるべきではありません。

 ノートは、言うまでもなく、ノートブックの略ですが、
 ノートブックのノート(note)は、英和辞典をみると、名詞としては、「メモ」、「覚え書き」、「短い手紙」、「注釈」、「紙幣」、「注目」、「注意」、「著名」、「重要性」という意味があり、
 動詞としては、「メモをとる」、「書き留める」、「〜に気づく」。「〜に注意する。」という意味があります。
 
 このことから、ノートブックは注意事項を書き留めたもの、ということができるでしょう。

 そして、大切なのは、ここでいう注意事項は、今の自分にとっての注意事項、という点です。
 
 この点、受験勉強を始めたころは、新しいことだらけなので、習ったことすべてが、注意事項になりがちです。
 例えば、講義を受けている場合は、講師の先生が話したことの多くが、自分にとって新しいことなので、注意事項になるでしょう。
 
 その結果、この段階でノートをつくると、講師の先生が話されたことすべてを、ノートに書き留めることになりかねません。
 その労力は大変なもので、ノートをつくるという作業に、多くの時間を浪費することになってしまいます。

 恥ずかしながら、私はそのことを実体験で学んでいます。
 ノートに関して、司法試験受験生時代、大失敗をしてるのです。

 私は、早稲田セミナーの基礎講座(熊谷信太郎先生ご担当)で、司法試験の受験勉強を開始しました。
 
 小学校、中学校、高等学校では、 「ノートはしっかりとりなさい。」 、と教えられてきたこと、基礎講座の受講料が高かったこと(確か前期後期あわせて約30万円〜40万円ぐらいでした)から、無駄にしてはいけないと思い、基礎講座は録音OKだったので、講義を録音し、復習ノートをくつったのです。
 
 初学者の私は、講師の先生の話すことすべてが、重要で注意事項と考えましたので、復習ノートは、先生の話したことを、ほぼそのまま再現する内容になりました。

 この復習は、録音テープを頻繁に止め、何度も聞き返してやるので、1回3時間の講義を復習するのに大変な時間がかかりました。
 
 つまり、当時の私は、テープ起こし をしていたのです。
 
 司法の世界には、法廷提出用の証拠録音の文書化、つまりテープ起こしを専門に扱う業者もあるくらいですから、時間がかかって当たり前です。
 
 そして、テープ起こしの作業は苦痛ですから、当然と言えば当然ですが、私は、机に向かうのが嫌になっていき、復習がどんどん遅れ、復習してない講義の録音テープが、どんどん貯まっていくという、今考えれば最悪の状態になっていったのです。

 基礎講座のお金は親がだしてくれましたで無駄にしてはいけないと思い、なんとか全部の講義の復習をし、講義再現ノートみたいなものを全部つくり終えたのですが、それは、基礎講座の最終講義が終わってから半年〜1年後くらいだったと思います(はっきりとは覚えていません)。

 基礎講座は、前期後期を1年のスケジュールでやるので、1回復習するのに半年〜1年かかったことになります。

 挙げ句の果てに、一所懸命つくった、その大量の講義再現ノートですが、その後、一度も見返すことはありませんでした。
 ノートとしては、全くの無駄に終わったということです。
 
 これでは、短期合格は到底出来ません。

 私が司法試験で学んだことは、講義を聴く場合、ノートはつくらないで、3回くらい集中して聴くだけで十分ということです。2回目以降は、倍速で聴いてもよいと思います。
 
 初学者なら、講義中メモもしません。
 まあ、講師の先生が「メモしてください。」とおっしゃった部分は、テキストやレジュメの横にメモしますが。

 ノートは、勉強が進んできて、どうしても覚えられないこと、とか、いつも間違ってしまうことがはっきりしてきたら、例外的に、メモ書き程度でつくるもの、これが今の私の考えです。

 私は、社労士試験では、主に、重要な数字について、メモすることが多かったです。それも、パソコンのワープロソフトで作成していました。注意事項は変わっていくため、後で自由に編集できるからです。
 
 私が、社労士試験の受験勉強でつくったノートというかメモ書きは、平成28年本試験直前で、A4版で17枚になりました。それを、時々、見返していました。

 ところで、ノートの問題と似た問題をはらんでいるのが、アンダーラインやマーキングです。
 そこで、次回は、アンダーラインやマーキングについて、書きたいと思います。

 では、また。
posted by ヒラク総合法律事務所 at 15:35| Comment(0) | ひらくの社労士合格塾