
ご存じのとおり、社労士は、試験に合格しただけでは登録できず、2年間の実務経験が必要です。その実務経験の代わりになるのが事務指定講習ですが、受講料は7万5600円とけっこうかかります。
受講申込をして、受講料を支払うと、全国社会保険労務士会連合会(以下「連合会」といいます。)から、段ボールに入ったかたちで、課題書、様式集、事務指定講習テキスト・様式記載例の適用編と同給付編が郵送されてきます。
その他にも、社会保険労務六法(平成29年版)、社会保険労務ハンドブック(平成29年版)、社会保険労務士手帳(2017)が一緒に入ってます。
手帳の値段はわかりませんが、社会保険労務六法は7400円+税、社会保険労務ハンドブックは3600円+税ですので、実際の受講料は6万3000円くらいになるのでしょうか。
はじめて課題書を見たときは、何すればいいか、意味がわからず、不安になりましたが

送られてきたものをよく読んでみると、要は、自分が社労士になったつもりで、会社設立から始まり、会社又は従業員に生じる出来事によって必要になる書類を作成するという課題であることがわかりました

提出先は、もちろん労基署や年金事務所を想定しています。
課題書と一緒に送られてくる「事務指定講習テキスト・様式記載例 適用編」と同給付編の2冊、それ以外には、「図解 労働・社会保険の書式・手続 完全マニュアル 6訂版」(4900円+税)を購入して参考にすれば、それほど負担感なく、課題はクリアーできます。
ただ、「記入漏れ」や「細かいミス」には注意を要します。私も、恥ずかしながら、そういった指摘をされました。
プロになるのであれば、気をつけなければなりません。
課題は、適用編(事例1〜13)と給付編(事例14〜26)にわかれており、作成しなければならない書類(レポートと言ってもよい)は合計で50通ありました。
通信指導過程は、2月1日から5月31日までですので、この4ヶ月間で、50通すべて提出しなければなりません。1通でも未提出だと完了しませんので注意です。
私の場合、適用編と給付編の2回にわけて提出しています。提出した書類は、添削指導されて返却されてきました。
5月下旬には、通信指導過程の完了の通知が届き、先日、面接指導過程受講の案内が届きました。
面接指導は連続した4日間で行われ、今年は東京A日程が7月中旬、東京B日程が8月中旬、愛知が8月の終わりころ、大阪が8月のあたま、福岡が9月中旬で予定されています。
私は、岩手県に住んでいますので、一番近いのは東京ですが、東京はA日程B日程いずれも、都合があわず、次に近い愛知会場(名古屋市)にしました。
次に近いといっても名古屋は、東京から約360q、つまり、仙台から東京までと同じくらい離れていますので、東北(仙台市)での開催も検討して欲しいところです。
ただ、宮城会場(東北唯一の受験会場)での合格者は平成28年度は55名ですから、難しいですかね…。
宿泊費や交通費を考えると、けっこうな出費(ちょっと贅沢したら受講料と同額程度?)になりますが、今年の8月29日から9月1日までの面接指導、楽しみです。
では、また。