2017年04月18日

安衛法は0点でも受かる

 先日、労働社会保険諸法令関係事務指定講習(以下「事務指定講習」といいます。)の通信指導の課題に取り組ながら、IDE社労士塾の井出先生の「2017 後半戦に向けてのガイダンス会」、「無料オープン講座(2017年受験ガイダンス会)」、「2016 後半戦に向けてのガイダンス会」の動画を見ていました。
 
 私は、社労士試験受験生時代、IDE社労士塾の過去問ゼミ、法改正ゼミ、白書・統計完全対策ゼミ、中間模擬試験及び最終模擬試験を利用しています。
 なお、これらに、TACの全国中間模試と全国公開模試をプラスすると、私が利用した予備校講座(有料)のすべてになります。

 上記ガイダンス会のなかで、井出先生は、正解率50%以上の問題を落とさないことの大切さを繰り返し仰っていました。
 
 私は、平成28年9月19日に仙台会場で開催されたIDE社労士塾の「本試験解説ゼミ・合否診断」に出席しており、その際、正解率表(平成28年9月15日段階)をいただきましたので、いただいた正解率表を参考にして、正解率50%以上の問題を全部正解すると合格するのか、また、私が、正解率50%以上の問題を落としているのか、落としているとすれば、どの問題かを調べてみることにしました。
 
 まず、平成28年度の試験で、正解率50%以上の問題は、各科目何問あるのか確認したところ、

 選択式は30問(労基法・安衛法4問、労災法5問、雇用保険法2問、労働一般2問、社会一般4問、健康保険4問、厚生年金4問、国民年金5問)
 択一式は48問(労基法・安衛法5問、労災法・徴収法7問、雇用保険法・徴収法8問、労働一般・社会一般6問、健康保険8問、厚生年金8問、国民年金6問)
ですので、井出先生の仰るとおり、確かに、正解率50%以上の問題を正解すれば合格できます。

 なお、選択式の雇用保険法は2点救済されていませんが、選択式の雇用保険法のACEは、いただいた正解率表によれば、46%、47%、49%ですし、TACから全国模試シリーズの特典としていただいた「合格への招待」(本試験模範解答集)では、E以外「得点したい」問題とされてますので、誤差の範囲でしょう。


 次に、私が不正解だった問題は以下のとおりで、( )内は正解率です。
選択式
  労災法→D(82)、E(56)、労一→B(21)、D(41)、E(23)、社一→A(47)、E(78)、厚生年金→C(42)、国民年金→C(65)

択一式
  労基法・安衛法→問7(39)、問8(23)、問9(35)、問10(10)、労災法・徴収法→問1(69)、問3(45)、問7(19)、雇用保険法・徴収法→問3(17)、労一・社一→問2(83)、問4(13)、問5(17)、問7(55)、問8(45)、健康保険法→問4(35)、問10(25)、厚生年金保険法→問6(30)、国民年金法→問4(42)、問6(43)、問7(56)、問8(23)
という結果でした。

 恥ずかしながら、正解率50%以上の問題を、選択式では4問、択一式でも4問落としています。
 どの科目も正解率50%以上の問題を落とさないようにすることは、一見、簡単そうに思えますが、実は、かなり難しいのかもしれません。 今の社労士試験、なかなか合格させてもらえないのも頷けます。
 
 勉強方針としては、過去問は、一度出題されている以上、再度出題されても文句は言えないと私は考えるので、難問でもしっかりマスターすべきだと思いますが、予備校の答練や模試は、正解率50%以上の問題だけをしっかり復習すれば十分といえるでしょう。その分、勉強の効率が上がりますし、時間短縮にもつながります。


 ところで、正解率の高い問題は、合格者も不合格者も解けるので差がつきにくいし、逆に、正解率が低い問題も、合格者も不合格者も正解しづらいので差がつきにくいのです。私も、平成28度の択一式の安衛法は、いずれも難問で全問不正解でしたが、合格できました。
 
 実は、合格者のほとんどは正解しているのに、不合格者の半数が不正解といった合格者と不合格者とで正解率に大きな差がでている問題が存在するのです。その問題こそが、合否の分かれ目となるポイントなのです。
 合格者の正解率と不合格者の正解率を分けて集計し、分析してみると、きっと面白いことが分かると思います。
 それこそが、今の社労士試験がどのような受験生を合格させようとしているのか、もっと言えば、今の厚生労働省が社労士としてどのような人材を求めているのかを知る手がかりになるのです。これを知ると試験ではかなりの強みになると思います。



 旧司法試験の世界でその分析を行ったのが、辰巳法律研究所の永山在浩先生(弁護士の先生です)の「短答の優等生になる講座」でした。ちなみに旧司法試験の短答式試験は、五肢択一のマークシートの試験です。
 
 IDE社労士塾からいただいた正解率表は出口調査段階のもので、合格者と不合格者の正解率は分けられていませんし、それ以外に私にデータはありませんので、合格者と不合格者の正解率の差をみることはできません。残念です。
 でも、少しでも参考になればと思い、私が不正解だった問題を全部あげてみました。

 今回は、書く内容を変更しましたが、次回は、基本テキストについて書く予定です。
では、また。
posted by ヒラク総合法律事務所 at 20:30| Comment(0) | ひらくの社労士合格塾
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