みなさん、こんにちは。
3か月ぶりの更新になってしまい、すみません。
ほんと、時が経つのは早いですねぇ。
2か月前になりますが、10月25日(金)〜10月26日(土)に、公益社団法人全国労働基準関係団体連合会の個別労働紛争解決研修(応用研修)を受講してきました。
以前からこの研修の存在は知っていたのですが、
今回、受講しようと決意したのは、
この10月から、岩手労働局の紛争調整委員会のあっせん委員になったからです。
研修会場は、東京都千代田区の連合会館。
ちなみに、25日、東京は、土砂降りの雨でした。
10月25日午後からはじまって、その日は、水町勇一郎先生による最近の労働立法・判例の解説と事例の法的分析。
10月26日は午前9時30分からはじまって、午前中は使用者側の弁護士による事例の法的分析。
同日午後は、労働者側の弁護士による個別労働紛争解決トレーニングでした。
驚いたのは、受講申込みをすると、受講日の1か月前くらいに教材が送られていて、予習を求めらたことです。
連絡文には「十分に予習していたいただくことが不可欠です。 」
と強調されていました。
そこまで言われちゃ、予習しないわけにはいきません。
受講料2万0350円に、東京までの往復の交通費、宿泊費をかけて行くわけですし。
そこで、私も、十分とはいえませんが、予習していきました。
特に、個別労働紛争解決研修応用研修テキスト(第2分冊)のほうに力を入れて予習しました。
これは、26日午後の個別労働紛争解決トレーニングで使うテキストですが、司法研修所の白表紙ぽかったです。
第2分冊の表紙は白ではありませんでしたが、中身は、労働審判申立書、答弁書、証拠で構成されており、事前に「個別紛争解決トレーニング:予習・評議シート」まで渡されるのです。
ちなみに、白表紙といわれるのは、表紙が白だからです。
実際、受講してみて、予習は必要でした。
講師は、予習していることを前提に進めるので、受講中にテキストをじっくり読んでいる暇はありません。
また、グループで討議して、討議した結果を、班の代表者がホワイトボードに書くということを何回もおこないました。
ですから、予習していないと討議についていけないのです。
応用研修は、年14回開催されているようですが、今回は19名が参加しました。
19名が、AからDの4つの班にわかれるのです。
ちなみに、私はC班で、私を入れて5名でした。
普段どんな仕事をしているか誰も話しませんでしたが、討議すると、意見はだいたい同じでした。
金曜日の午後からはじまり、土曜日は、午前9時30分から午後4時30分までやりましたが、
中身の濃い内容で、まったく眠くなりませんでした。
受講してよかったです。
修了証書ももらっちゃいました。
ただ、用意されたテキストは、分量が多く、時間の関係で、事例全部はできなかったのでが、残念でした。
次回は、是非、応用特別研修に参加したいです。
応用特別研修は、年1回、2月に開催されるようですが、事例的研修の各事例について深く掘り下げた検討を行う3日間のコースらしいのです。
来年2月は、予定があって行けませんが、次回が楽しみです。
さて、今年も、あと3日になりました。
来年もよろしくお願いします。
では、よいお年を。
2019年12月28日
個別労働紛争解決研修
posted by ヒラク総合法律事務所 at 19:26| 労働法