2019年04月26日

絶対合格の気持ち

みなさん、こんにちは。

まもなく平成が終わろうとしていますね。

4月1日、新元号が「令和」と発表されましたので、今年の試験は、令和に入って初めての試験です。

是非、合格をめざして下さい。

気持ちの面では、
「早く今の状況から抜け出したい。」、「合格して受験生活を終わらせたい。」、
そのために「絶対合格してやる」という絶対合格の気持ちを強く持つことです。


そのためには、好きなことを我慢する。

私の場合、効果絶大でした。


私は、択一試験になかなか合格できずにいました。

直前の全国模試には、成績優秀者として、複数回名前がでても、本試験で落ちるのです。

その対策として、受ける模試の回数を減らしたことは、「模試の受けすぎには注意」のところで書きましたが、その他に、合格した年は、「早く今の状況から抜け出したい」、「合格して受験生活を終わらせたい。」という絶対合格の気持ちが圧倒的に強かったのを覚えています。

それは、なぜか。
最後の1年間は受験生活が苦しかったからです。

なぜ苦しかったのか。
1年間、娯楽を我慢したからです。

娯楽といっても、受験生の娯楽ですから、お金のかからないものなのですが、
私の場合、テレビドラマでした。

「月9」などのテレビドラマが好きで、多いときで週に10本くらい観ていました。

今日は、○曜日だから、あのドラマの続きはどうなるんだろう、と楽しみなのです。
夕食後の勉強が終わると、録画したドラマを寝るまで観ていました。
私は、そんな調子で受験生活を送っていたのです。


しかし、平成16年の択一試験に落ちて、アテネオリンピックが終わったある日、

「来年、平成17年の旧司法試験の合格者は1500人だけど、平成18年の旧司法試験の合格者は1000人に減るよなぁ。それ以降もどんどん合格者は減る。

模試で成績優秀者として名前がでるから、そのうち合格できるだろうと思ってきたけど、その考えは、大甘で通用しないのではないか。

来年受からないとホントにヤバイ。」

と、急に怖くなったのです。


そこで、私は、この1年、必死に勉強することにし、テレビドラマを含むテレビを一切観ないことにしたのです。

ただ、それまでも勉強していなかったわけではないので、
勉強時間は、前年と、大きな変化はなかったと思います。
テレビを観なくなったことで、睡眠時間が増え、朝起きるのが早くなったくらいです。

それでも、娯楽のテレビドラマをやめたことで、急に受験生活は苦しいものになりました。

私は、受験生時代、両親と同居していましたので、生活費・学費に困ることはありませんでした。

単に勉強だけすればよい環境だったのですが、勉強だけの生活は、こんな苦しいのか、と思いました。

しかし、本来、受験生活は苦しいものだと思います。
だからこそ、合格したときのよろこびは格別なものになります。

「苦しい。苦しい。」と漏らしている受験生に会ったことはありませんが、
内心では苦しい。

私は、ある合格者から民法の過去問集をいただいたことがあったのですが、その過去問集の余白には、「オレは変わったんだ、今年こそ合格する。」「あともう少しだ」、みたいなことが、何カ所か書かれていました。

彼も苦しかったのでしょう。


正直いって、私の場合、受験生活が苦しいと感じたのは、最後の1年だけでした。
それは、私が、いつの間にか、ドップリとぬるま湯につかっていたからです。

ぬるま湯につかっていると、絶対合格の気持ちは確実に弱くなります


そこで、絶対合格の気持ちを強くするためには、好きなことを我慢する。

例えば、お酒が好きな人は、お酒を我慢する。

とりあえず、試験日まででよいと思うので、好きなこと我慢して、受験生活を送ってみてはいかがでしょうか。


ちなみに、私の場合、テレビドラマを我慢したら、

試験日、早く来い! 早く来い!
と試験日が大変待ち遠しくなりました。

苦しい受験生活が早く終わってほしいからだと思います。

これが、一日千秋の思い、というやつでしょうか。
新感覚でした。

では、また。
posted by ヒラク総合法律事務所 at 21:24| ひらくの社労士合格塾