みなさん、こんにちは。
8月26日(日)は、今年の社労士本試験ですね。
あと2日に迫ってきました。
そこで、今日は、現場思考の大切さについて書きたいと思います。
現場思考とは、試験の現場で考えるということです。
例えば、私が受験した平成28年度の試験だと、選択式の健康保険法が現場思考型の問題ですね。特にBです。簡単な計算をして答えを出す問題でした。
ちなみに、この健康保険法の問題は、私は全問正解でしたが、2点救済になっており、難しかったようです。
現場思考型の問題は、単に知識で解ける問題ではなく、その場で計算したり、問題文をよく読んで、前後の文脈から判断したり、基本的な知識から推測して解答する問題なんかをいいます。
司法試験にも、現場思考型の問題は沢山でました。
択一試験の刑法で出てきたパズルのような問題が典型ですね。
司法試験受験生時代、現場思考型の問題がでてくる理由は、知識量によって差がつきにくくするためだと聞きました。
つまり、何年も受験勉強しているベテラン受験生は、当然、知識はあります。
他方、勉強をはじめて1〜3年の受験生はどうしても知識不足になりがちです。
そこで、司法試験合格者の年齢を下げるため、ベテラン受験生ではなく、勉強期間が短く知識が少なくても若くて優秀な受験生を合格させたいという考えから、現場思考型の問題が多く出てくるようになった、と言うのです。
社労士試験でも、今後、現場思考型の問題は増えてくるかもしれません。
その場合、確かに、知識があれば解ける問題もあるのですが、勉強方針として、単に知識を増やせばよいと考えるのは早計だと思うのです。
この点、不合格になる受験生は、現場思考が苦手です。
正確には、現場思考に苦手意識をもっていることが多い、これが私の持論です。
かつての私がそうでした。
そこで、今の試験に合格するためには、現場思考は必要なんだ、と自分の意識を変えましょう。
ですから、現場思考型の問題がでてきたときは、知らないからダメだと思ったり、面倒だと思って、逃げてはいけません。
一度は、食らいついてください。
取り組んでみると意外と簡単に解けたりします。
もし、真剣に取り組んで解けなければ、これはみんな解けないと判断し、パッと次の問題に移りましょう。
解けない問題は、難問として記憶にはよく残りますが、難問で合否は決まりません。
時間配分に気をつけて、全問題に取り組むこと、これが最優先です。
あと、本試験会場には、早く行きましょう。
早く到着して、会場の雰囲気に慣れるのです。
私も、本試験会場に行き、はじめ受験生の多さに圧倒されました。
もし、自分が緊張してるなぁと感じたら、
「本試験だから緊張してあたりまえだよね。そのうち落ち着くさ。」
と自分に言い聞かせてください。
この言葉は、ある司法試験合格者の合格体験記に書いてあったもので、なるほどと思って、私も心の中で唱えていました。
本試験会場にいって、自分は緊張していないなぁ、なんて思ってはいけません。
それは、自分が緊張していることに気づいていないだけですから。
皆様のご健闘をお祈りします。
では、また。
2018年08月24日
合格者は現場思考ができる
posted by ヒラク総合法律事務所 at 20:07| ひらくの社労士合格塾