こんにちは。
模試の時期は過ぎてしまった感がありますが、今回は、模試におけるシミュレーションです。
シミュレーションは模擬実験という意味ですので、模試を使って実験をします。
もともと、模試は模擬試験の略ですからね。
何を実験するかというと、頭の中で考えていたことが実際にうまくいくか、もっと言えば、試験が終わるまで問題なくスムーズにいけるか、を実験します。
シミュレーションすることは、細く考えれば、いろいろあります。
例えば、前日の就寝時間は何時にするのか、当日は何時に起床するか、朝食は何を食べるのか、何時に家をでるのか、筆記用具や時計などの持ち物はどうするか、栄養ドリンクは飲むのか、飲むとすればいつ、何を飲むのか、昼食はどうするか、などです。
ちなみに、私は、1000円くらいのユンケルを買って、選択式試験の前に飲みました。
絶対シミュレーションしておきたいのが、問題を解く順番です。
労基法から、順番に解くのも一つの方法ですが、その順番で解くと、一番時間がかかると思われる国民年金を最後にまわすことになり、時間不足で十分に回答できないことが模試で分かったので、
私は、健康保険→厚生年金→国民年金→労基・安衛→労災→雇用保険→労一・社一にしました。
この順番は選択式も択一式も同じです。
健康保険、厚生年金、国民年金は、選択式5点、択一式では10点が配点されており、しっかり時間をとって解答すべきだから、前半にもってくるべきと考えたのです。
模試では、時間配分が守られているかチェックです。
選択式試験は1問10分、択一式試験は1問3分の計算ですので、
私は、択一式であれば、5問毎に時間内でとけているかチェックしていました。
会場の雰囲気になれることもシミュレーションの一つです。
普段は一人で勉強していることが多いでしょうから、周りに多く受験生がいると緊張すると思います。
試験開始までは、どのように過ごすのかを決めておきます。
私は、以前このブログで書いたA4サイズのメモと、目的条文のコピーを試験会場にもっていき、試験前にみていました。
試験中にトイレに行くのかどうかも考えておきましょう。
いくとすれば、どの科目の後かも検討します。
この点、私は、原則いかないことにし、その必要が生じたら行くことにしていました。調子よく解いているときにわざわざ、トイレのために中断したくないからです。
他にも、司法試験の世界では、各科目の1問目は機械的に飛ばして、2問目から解いて最後に1問目を解くというのもありました。
これは、各科目の1問目には難問がくることが多いので、それで出鼻をくじかれるのを防ぐためです。
私も、司法試験受験生時代、1問目を飛ばしていた時期もありましたが、最終的には1問目から解くことにしていました。社労士試験も1問目から解きました。
模試で、いろいろ実験してみて、ダメであれば修正していきましょう。
さらに、模試と本試験では試験会場がちがうでしょうから、家をでる時間や交通手段も違ってくると思います。それを実験するのが試験会場の下見です。
試験会場が初めて行く場所であれば、前日までに下見しておきましょう。この下見は、試験会場が分かった段階ですぐすることができます。
このように、シミュレーションをして、事前にいろいろなことを決めておくことは、
自分の「型」をつくることと言えると思います。
考えてつくった型ですので、本試験では、型どおり進めていけばよいのです。本試験で新しいことは試しません。
前回のブログで、本試験では自分の持っているエネルギーを爆発させなければならないと書きましたが、自分の型をもっていると、エネルギーが小出しになるのを防ぎ、目の前の問題を解き、一つでも多く正解することに、多くのエネルギーを使えるようになるのです。
「練習は本番のように、本番は練習のように」
私は、中学生のとき、吹奏楽部に所属していたのですが、ある部員から聞いた言葉です。
彼曰く、「練習は、本番を意識して真剣に取り組み、本番は、練習感覚で練習で学んだことをだせばよい。」とのことです。
今でも覚えている言葉を紹介しました。
では、また。
2018年07月29日
シミュレーション
posted by ヒラク総合法律事務所 at 12:19| ひらくの社労士合格塾